業務用ビデオカメラのホットシューを利用してサブカメラを取り付ける方法

ビデオカメラマン

僕は土日祝は副業としてビデオ撮影を行う「週末ビデオカメラマン」です。

主にブライダル中心の撮影を行なっていますが、依頼さえあれば何でも撮影しております。

スタジオでの写真撮影やビデオ撮影と違って、基本的に一発撮りの依頼がほとんどです。なので撮影ミス(一番怖いのは撮り漏れ)や機材トラブルが絶対に無いように、また、もし何かトラブルがあっても最低限の対応ができるようにビデオカメラにバックアップが必須となります。

業務用ビデオカメラの場合、だいたいの機種で記録用メディアが2枚入って同時記録と言う2枚のメディアに同じ映像を記録することが出来て、最悪1つのスロットが故障しても大丈夫なように設計されています。

でも僕は、それでも不安なのでメインカメラの上にサブカメラを設置して3箇所同時記録で撮影を行うことがあります。他のプロビデオカメラマンでもサブを付けている人をたまに見かけます。

今回この記事を書こうと思ったきっかけは、結構色々な人に聞かれるんです。

サブカメラどうやって付けてますか?と。

何故ならビデオカメラ用の取付台ってその辺探しても売って無いんですよ。
なので僕のサブカメラの取り付け方を紹介したいと思います。

HAKUBA(ハクバ)のクイックシューと自由雲台の組み合わせ

まずカメラ用アクセサリーメーカーのHAKUBAから出ている、

「自由雲台 BHー1」の上に「クイックシューII S HQS2ーS」を取り付けます。

HAKUBA 自由雲台 BH-1

HAKUBA クイックシュー2 S HQS2-S

そしてビデオカメラ側ホットシューに取り付ける為に写真の右にあるような汎用品のシューアダプターをセットします。この部分は有名メーカーのものが売って無いのか僕には見つけられなかった為、ノーブランド品を購入しております。固定リングがダブルのやつを購入した方が、使い勝手いいと思います。

シューアダプター

これでサブカメラ取付台完成

これがアッセンブリー状態となります。

ビデオカメラの上部に1/4インチのメスネジがある場合は写真右の銀色のパーツ(両端に1/4インチネジ)を購入すれば、よりガッツリとサブカメラの固定が可能です。

今回はネジ部を全て1/4インチのネジで統一しておりますが、カメラ側が3/8インチのネジの場合もありますのでご注意ください。

サブカメラをメインカメラに取り付けた状態

あまり重いサブカメラだと雲台のボールジョイントの部分がお辞儀をしてしまうか、カメラのホットシューごと持って行かれます。まぁ大体の民生機であれば1kgも無いと思うので問題ないかと思います。

その他、ビデオライト等の取り付けも可能です。
余談ですが iPhoneをサブカメラとしている方も見たことあります。

クイックシューを使用して、サブカメラをクイックリリースできることがオススメのポイントとなります。

デメリットとまとめ

デメリットとしては猫が覗いてきます。

ではなく、重心が変わってしまうことのによる、持ちにくさでしょうか。

三脚に固定して使用するには特に問題ないのですが、担ぎ(手持ち)で撮影する場合は前のめりになるカメラを必死に水平に保たなければいけないので、いつもより手が疲れます。
まる一日撮影する時は、後半あたりから手の感覚がなくなって来ますwww

また、夢中になってカメラを振り回していると、サブカメラの液晶画面を壁やドアや人にぶつけてしまいますので注意が必要です。

撮影に際して安全を取るとやはり手間が増えてしまいますが、不要なトラブルを避ける為にも仕方がありません。それなりの金額で撮影を請け負っておりますし、何よりも顧客に満足してもらえるよう常に努力はしております。

以上となりますが、何かの参考にしていただければ嬉しく思います。

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